コンサルティング
コンサルティングの基本方針
☆ パッケージタイプのコンサルティング
当㈱イージスクライシスマネジメントの行うコンサルティングは、コンサルティング契約時にお示しするコンサルティングメニューに従って実施する価格を明示したパッケージタイプのコンサルティングです。
月何回訪問で年間いくらという顧問契約タイプのコンサルティングではありません。
当社がパッケージタイプのコンサルティングにこだわるのには二つの理由があります。
まず、活気ある組織により事業を伸展させるとともに、危機に陥りにくい体質を作ることから始め、危機に際しては毅然と対応できる仕組みを構築しますので、コンサルティング終了後はコンサルタントが不要になっているからです。
二つ目の理由は、そもそも問題を解決するためにコンサルティングを受注するのに、いつまでもそのコンサルタントが出入りしているのはおかしいという基本的な立場を取っているためです。
人が育つ活気ある組織ができていれば危機管理のコンサルタントは不要です。
このような考え方に立って、当社では顧問契約型のコンサルティングではなく、期間と価格を明示したパッケージ型のコンサルティングを行っています。
☆ コンサルティングの目的
当社のコンサルティングは、人が育つ組織を作り、事業を成長させながらクライアントの皆様が自信をもって危機管理に臨むことができる態勢を構築することを目的としています。危機管理上の事態が生起した場合にコンサルタントが駆けつけて危機管理の助言をするというコンサルティングではありません。
また、秘伝のマニュアルのようなものをお渡しして、そのとおりにやれば危機管理ができるというような安直なコンサルティングでもありません。
各組織に最もよく適合する仕組みをクライアントの皆様自ら構築して頂くことのお手伝いをするのが当社の役割です。なぜなら、コンサルタントが作った仕組みは所詮借り物であり、その組織にしっかりと根付いたものではありませんし、何よりもその組織のことを最もよく知っているのがクライアントの皆様ご自身であって、コンサルタントではないからです。借り物のシステムでは、借りた本人は使い方がわかっていても、代が変わっていくとどう使っていいのかわからなくなっていく恐れもあります。
その点、皆様が自ら構築した仕組みは、皆様ご自身で状況に合わせて進化させていくことができますので、そのたびにコンサルタントを呼ぶ必要は生じません。そして、必要に応じてその仕組みを改善していけるということも危機管理能力の一つとなっていきます。
当社のコンサルティングにおきましては、コンサルティングの期間中にクライアントの皆様に、自らの組織に適合する仕組みを構築して頂きます。コンサルティング終了時には、他にはない、全くオリジナルな仕組みが皆様の手で構築されており、それが皆様にとって大きな自信となっています。
また、自らの組織内で教育や訓練が自然にできる態勢ができあがりますので、コンサルタントが定期的に訪問して教育や訓練を行う必要がありません。
当社は、その仕組み構築を徹底的にお手伝いさせていただきます。
本コンサルティングにより、いかなる危機にも全くダメージを受けないということをお約束することは残念ながらできません。危機の種類と烈度によっては大きな被害を受けることもあるでしょうし、業績の向上どころか回復にも時間がかかることがあるかもしれません。
しかし、何もせずに座して危機を迎えてしまえば、すべてを失うことになりかねません。
少なくとも指揮官の皆様が自信を持って毅然として危機に対応できる、そのような組織をあらかじめ構築しておくことは極めて重要なことなのです。
またクライシスマネジメントは掛け捨ての保険とは違います。
確実に皆様の組織に定着して成果を上げていきます。皆様が真剣に取り組めば取り組むほど、大きな成果を上げることが出来ます。
ここに組織の体質改善から始めるクライシスマネジメントとリスクマネジメントの大きな違いがあります。
コンサルティングの種類
危機管理リーダー養成コース
イージスクライシスマネジメントシステム構築のためのコンサルティング全3回、各回3時間のパッケージです。
想定期間 約3か月 コンサルティング料:110万円
第1回目: イントロダクション
- ○ 危機管理の基本
- ○ 経営者に求められる覚悟
- ○ 危機管理の要諦
第2回目: 活気ある組織を育てるリーダーシップ
- ○ 危機に強い組織の条件
- ○ 危機に強い組織を育てるためのポイント
- ○ リーダーを育てる危機に強い組織の仕組み作り
第3回目: 危機を機会に転じる経営
- ○ 危機を機会と捉える逆転の発想
- ○ 事例研究とその応用
- ○ クライシスマネジメントをビジネスに生かす仕組み作り
戦略的危機管理コース
イージスクライシスマネジメントシステムを構築し、戦略的に運用していくための全6回、各回3時間を標準とするパッケージで、最も人気の高いコンサルティングパッケージです。
想定期間 約6か月 コンサルティング料:195万円
第1回目: イントロダクション
- ○ 危機管理の概念
- ○ 危機管理に臨む経営者の心構え
- ○ クライシスマネジメント概念の歴史的展開と現代的意味
- ○ 危機管理の要諦
第2回目: 戦略的意思決定 その1
- ○ 意思決定とは何か
- ○ 戦略的意思決定の概念的枠組み
- ○ 事例研究
第3回目: 戦略的意思決定 その2
- ○ 論理的意思決定の方法
- ○ 意思決定の標準的手続きの導入とカスタマイズ
- ○ 誤らない意思決定の仕組み作り
第4回目: 活気ある組織を育てるリーダーシップ
- ○ 危機に強い組織の条件
- ○ 危機に強い組織を育てるためのポイント
- ○ リーダーを育てる危機に強い組織の仕組み作り
第5回目: 絶対の信頼を勝ち取るプロトコール
- ○ プロトコールが企業に絶対に必要な理由の理解
- ○ プロトコールの原則
- ○ プロトコールの3つの基本の仕組化
- ○ プロトコールを経営に生かすポイント
第6回目: 危機を機会に転じる経営
- ○ 危機を機会と捉えるための発想とは
- ○ 事例研究
- ○ 危機を機会に変える能力の錬成
- ○ クライシスマネジメントをビジネスに生かす仕組み作り
危機管理プロフェッショナルコース
イージスクライシスマネジメントシステムを戦略的に活用し、いかなる事態にも毅然と対応し、危機の中に機会を見出して事業を躍進させるチームを構築するための全12回のコース。図上演習を織り込んでおり、総合的な危機管理体制を構築することのできるコースであり、将来の経営を託す若手チームを育てることを主眼としています。
想定期間 約12か月 コンサルティング料 350万円
第1回目: イントロダクション
- ○ 危機管理の概念
- ○ 経営者に求められる覚悟
- ○ クライシスマネジメント概念の明確化と導入準備
- ○ 危機管理の本質
第2回目: 戦略的意思決定 その1
- ○ 意思決定とは何か
- ○ 戦略的意思決定の概念的枠組み
- ○ 事例研究
第3回目 戦略的意思決定 その2
- ○ 論理的意思決定の方法
- ○ 意思決定の標準的手続きの導入とカスタマイズ
- ○ 誤らない意思決定の仕組み作り
第4回目 図上演習入門
- ○ 図上演習の概念
- ○ 図上演習の導入法
第5回目 図上演習運用
- ○ 図上演習を使いこなす準備
- ○ コントローラーとしての役割の確認
- ○ 図上演習企画・運営要領
第6回目: 活気ある組織を育てるリーダーシップ
- ○ 危機に強い組織の条件
- ○ 危機に強い組織を育てるためのポイント
- ○ リーダーを育てる危機に強い組織の仕組み作り
第7回目: 絶対の信頼を勝ち取るプロトコール
- ○ プロトコールとは
- ○ プロトコールが危機管理において果たす役割の認識
- ○ プロトコールの基本
- ○ プロトコールをいかに経営に生かすか
第8回目: 実戦的意思決定
- ○ 事例に基づく意思決定過程の研究
第9回目: 総合演習 その1
- ○ 企業経営の事例演習
第10回目: 総合演習 その2
- ○ 日常生活においては考えることのない問題への取組を体験
第11回目: 図上演習
- ○ 経営に図上演習を生かす仕組み作り
第12回目: 危機を機会に転じる経営
- ○ 危機の中に機会を発見するために
- ○ 事例研究
- ○ 危機を機会に変える潜在能力
- ○ クライシスマネジメントの仕組み作り
詳しくは図上演習のページをご覧ください。
お申し込みは、お問い合わせのフォーマットをご使用ください。期間、回数、料金等について個別に調整させて頂きます。
コンサルティングの実際
コンサルティングは毎回コンサルタントがクライアントの実情を確認しながらコンサルティングメニューに示された内容を進めていきます。
コンサルタントは、把握したクライアントの実情を考慮し、皆様が自ら必要な仕組みを構築するためのノウハウを毎回提供いたします。
クライアントの皆様にはそのノウハウに従って、仕組み構築のための作業を行って頂きますので、コンサルティングの各回の間隔は概ね1か月程度とって頂くことが適当と考えています。もちろん、この間、コンサルタントはクライアントと密接に情報交換を行い、皆様の仕組み構築作業を見守ります。
コンサルティングの最終回には、それら構築された仕組みを確認し、将来へ向けての課題を抽出し、将来に向かってどのように進化させていけばいいのかを示すことにより終了いたします。
このように、当社が提供するコンサルティングは、その場しのぎのアドバイスやマニュアルの提供ではなく、クライアントの皆様が自分の力でシステムを構築し、将来にわたって改善していける能力を身につけて頂くお手伝いを主眼としています。
コンサルティング後について
コンサルティング終了後は、クライアントの皆様はコンサルタントに頼らずに危機管理に自信を持って臨むことができるようになっているので、当社の役目は終了です。
もちろん、コンサルティングを受けられたクライアントのためのフォローアップメニューを用意いたしておりますが、それを受けられるかどうかはクライアントの皆様の判断であり、基本的には本コンサルティングメニューだけでクライアントの皆様のご要望に十分お応えできる内容となっております。
コンサルティングの流れ
コンサルティングをお考えの方は、まず当社開催のセミナーを御受講頂くのが望ましいと考えております。これは私どものコンサルティング方針や考え方をご理解いただいていないと、効果的なコンサルティングができないと判断しているためです。
ただし、当サイトや専門コラムあるいは当社代表林の著作等により、当社の考え方にご理解を頂き、迷うことなくコンサルティングを受けたいとご希望で、セミナー受講の手間をかけたくないとお考えの方は、お申し込み後、コンサルティングについての事前説明を受けて頂きますので、まず下記のお申し込フォームから、事前説明希望と書いてお申し込みください。担当者からご連絡を差し上げます。事前説明の後、最終的な契約のご判断を頂きます。
セミナー受講後、コンサルティングご希望の場合は、下記申込フォーマットからお申込み下さい。
折り返し、日程の調整のご連絡を差し上げます。
コンサルティング日程が決定されたところで、コンサルティング案内と契約に必要な書類を送らせて頂きます。
当社のコンサルティングは原則として前金制です。コンサルティング料金の入金を確認後、コンサルティング開始決定通知を送ります。
開始後の日程の変更は、可能な限り対応させていただきます。
コンサルティング料金以外の旅費等の経費については、コンサルティング開始前に弊社既定に従って調整の上決定させて頂きます。
コンサルティングについてのご相談
メールまたはファックスでお気軽にご相談下さい。ご相談にお応えする以外、当方から勧誘のメールや電話を差し上げることはありません。
コンサルティングのメニュー及び価格は改定することがあります。当ウェブでご確認いただくか、お問い合わせください。