専門コラム「指揮官の決断」
No.078 あったに決まってるだろう
まったく無かったとしたら異常なできごと 私は以前から、政治家に何の期待や希望や幻想を持っていないことを表明してきていますが、昨年からの国会を見ていると本当にうんざりします。 かつてない安全保障上の危機に我が国が置かれ […]
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No.077 情報はそこにあった
たった9ページの論文が示した世界 “A Peer-to-Peer Electronic Cash System” と聞いて、「オッ」と思う方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。 これはある論文のタイトルであり、今世紀 […]
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No.076 人は感情で動く
危機管理において最も難しいこと 危機管理上の事態における意思決定で最も困難なことは、原則に立ち返ることです。 私は経験がありませんが、かつてFXのトレーダーに聞いたところ、彼らは自分のルールを持っていて、どんなに […]
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No.075 論理矛盾
メディアは人権をどう捉えているのか 新聞の社会面を読んでいると犯罪の記事が目に入ってきます。 いつも気になるのが、犯罪を犯した容疑者の氏名と所属が書かれていることが多いことです。 また、会社員の場合、有名な会社 […]
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No.074 リーダーシップ論が失敗した理由
リーダーシップに関する議論の胡散臭さ 以前、当コラムにおいてリーダーシップ論について述べたことがあります。 私は大学及び大学院で組織論を専攻しておりましたが、その組織論の大きな柱が「意思決定論」であり、もう一方が「リ […]
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No.073 真珠湾空襲、演習にあらず
表題の「真珠湾空襲、演習にあらず」 “ Air raid, Pearl Harbor this is no drill “とは、太平洋戦争の開戦時、日本海軍の艦載機の攻撃を受けた米太平洋艦隊から発せられた電報の本文であ […]
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No.072 船乗りの訓え:セーターをもう一枚
ロビン・ノックス・ジョンストンという英国人がいます。 私にとっては神様のような存在です。 彼は1939年生まれの元商船乗りですが、1969年にスハイリ号という全長31フィート(9.3m)の木造のケッチ(2本 […]
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No.071 経営者はあらゆる責任を単独で取る覚悟をせよ
経営者が肝に銘じなければならないことは多々あるかもしれませんが、私が最も重要だと考えているのは、「あらゆる責任を自分一人で負う覚悟」です。 この覚悟がない経営者(でなくとも中間管理職であってもそうですが)には部下がつ […]
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No.070 天性のリーダーとは
天性のリーダーとの出会い 天性のリーダーという人がいました。 ナポレオンや織田信長のことではありません。 江守節子という人物です 私が最初に会ったのは昭和43年4月、親元を離れて入学した当時は珍しかった全寮制中 […]
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No.069 出船につける
出船につけるという意味は 「出船につける」というタイトルの意味は若干説明が必要かもしれません。 船乗りの用語です。 港の入り口から入港してきて桟橋や岸壁にそのまま着岸させることを「入船につける」といいます。 着岸 […]
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