専門コラム「指揮官の決断」
No.028 『決定の本質』
国際関係論や意思決定論を学ぶ者にとっての必読書にグレアム・アリソンの『決定の本質』という本があります。 私が学部の学生で、組織論を専攻しようと決めたものの、組織論の中で何を勉強しようかと悩んでいた時に出会った本で、ひ […]
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No.027 「我思う、ゆえに我あり」
私が大学院で専攻したのは、組織論と呼ばれる分野であり、特定の目的の下にある人間の集団が研究対象でした。組織論にもいろいろな分野があり、組織をいかに動機づけ、目的に向かって活動させるかというのがリーダーシップ論で、組織の […]
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No.026 ブレてはいけないとドラッカーさんは言いました
経営学を専門的に勉強したことのない方でもピーター・ドラッカーの名前を聞いたことのある方は多数いらっしゃると思います。私が経済学部の学生の頃、その著書『マネジメント』がビジネス書としては異例の売れ方をして、その名声を不動 […]
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No.025 リーダーシップ:働き方改革
政府の働き方改革の大きな柱である時間外労働規制の政労使合意案として、繁忙期の月上限を休日労働を含んで月100時間未満とすることが「働き方改革実現会議」で了承されました。 過労死やメンタルダウン、その結果としての自殺な […]
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No.024 危機管理:困ってしまうこと
東日本大震災以降、首都圏直下型地震、南海トラフに起因する地震、富士山の噴火など超巨大自然災害の話題がマスコミを賑わし、国際的なテロ、東シナ海の領土問題、北朝鮮の核問題、通貨不安などの話題もテレビなどで活発に論議され、危 […]
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No.023 あの日が再び・・・・
まもなく、あの日がやってきます。何十万人、ひょっとすると何百万人の運命を変えた大震災から6年が経ちました。ある日のある時間を境に激変してしまった多くの人々の人生があったことを忘れてはならないと思います しかし、それは […]
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No.022 リーダーシップ論の変遷
私が学生の頃、ずいぶん昔の1970年代ですが、学問としての経営学を尊重していた経営者はほとんどいなかったのではないでしょうか。学問と実践は別だということで、大学で勉強した経営学が実業で役に立つと思っていた学生もほとんど […]
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No.021 プロトコール:たかが言葉、されど言葉
言葉というものはとても不思議なもので、特に話し言葉になると、全く同じ内容について話しても、選ぶ単語、話す速さ、発音、イントネーションそれらすべてを含んだ雰囲気で、全く異なって聞こえることがあります。例えば、同じく「ハイ […]
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No.020 危機管理:危険予知能力の低下
先に話題になったポケモンGoの副次的な効果として、家の中に引きこもっていた若者たちが外に出るようになったことがあげられ、思わず笑ってしまいました。しかし、笑ってばかりいられない問題がこの話題には潜んでいます。 私 […]
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No.019 人が育たないと嘆く前に
いろいろな組織の方とお話をすることがありますが、特に企業の方々とお話をすると、よく「人が育たない。どうすればいいでしょうか。」と尋ねられることがあります。 この質問を受けるたびに私は、「いったいどのような人材を育てよ […]
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