専門コラム「指揮官の決断」
危機管理を理解しないとどうなるか
危機管理とは 当コラムでうんざりするほど繰り返してきたことがあります。 「危機管理とリスクマネジメントは別物」「リスクマネジメントは危機管理ではない」 よくリスクマネジメントのコンサルタント自身が勘違いしているのですが、 […]
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図上演習の薦め その3
図上演習のイメージ 図上演習についての解説を進めます。 前2回で、図上演習がどういうところで用いられて、どのような役割を果たしているかについての話をしてまいりました。 お読みになった方の中には「?」となっている方も多いか […]
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情報取り扱いの特殊性
危機管理における情報 危機管理における情報については、当コラムで何度も取り上げてきました。 情報の重要性について、それを否定するものではないが、情報がないと判断できない指揮官は情報があっても判断ができないということは、こ […]
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性懲りのない〇〇
学ぶことのない人々 またまた幼い命が失われました。 9月9日、岡山県津山市で2歳の男の子が長時間車の中に置き去りにされて死亡するという事件が発生しました。 この男の子の祖母が、出勤の際に保育園に預けていくことになっていた […]
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ブルータス、お前もか その3
承前 再び 過去2回にわたり、元陸上自衛隊東部方面総監の危機管理に関する発言を契機に、陸軍と海軍のものの考え方の違いなどに言及してきました。 簡単に振り返ります。 元陸上自衛隊東部方面総監の渡部元陸将の危機管理の考え方を […]
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ブルータス、お前もか その2
承前 簡単に前稿を振り返ります。 元陸上自衛隊東部方面総監を勤めた経験をお持ちの渡部元陸将の危機管理の考え方について、がっかりしたのが表題のもとになっています。 渡部元陸将の危機管理の考え方を要約すると、危機はいつどこで […]
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ブルータス、お前もか
Et tū, Brūte? 表題は有名な言葉です。カエサルが紀元前44年3月に暗殺されるときに、その企みに自らの古い友人であり、腹心でもあった元老院議員マルクス・ユニウス・ブルトゥスが加わっていたことを知って落胆して呟い […]
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安全保障の議論がチグハグな理由
それでも「専守防衛」は誤解されている 先にこの国では「専守防衛」の概念が理解されていないという記事を配信いたしました。海上自衛隊のいろいろな先輩方から、「攻撃されても反撃できないというのは何事だ。」と御叱りを頂きました。 […]
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専守防衛
「専守防衛」概念の誤解 当コラムは危機管理の専門コラムですので、その他の専門領域に入り込むことにきわめて慎重な態度を取っておりますが、安全保障上の問題に関してはこれを黙して語らずという態度をとるのは危機管理の専門コラムと […]
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米無人偵察機とロシア戦闘機の衝突
無人偵察機と戦闘機の衝突 3月14日、黒海上空で米軍の無人偵察機MQ9ディーパーとロシア空軍のSu27戦闘機による接触事故が発生しました。 米軍の発表によれば、無人偵察機は黒海上空で情報収集・監視・偵察の任務を遂行中にロ […]
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